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シュリーマンの外国語学習法と日本の英語教育シーンの違い

意味がわかっている文書を何度も朗読して、暗記するというのが、シュリーマンの方法です。
リーダーの読解の日本の教育シーンでは、辞書をひいて、英文の仕組みを考えつつ、そして訳文を作成し、教師が添削する。このようなやり方がいわポピュラーです。そして、その作業だけに大半の時間が費やされます。ようやく文の意味を獲得する頃には、それでおしまいといった具合で、次の教材にすすんでしまう。この説明をお読みのみなさまにも少なからず経験があるかもしれません。
このような方法自体が、その起源を考えると、そもそもが無理があるのです。幕末以来、日本人にとって英語とは情報を得る手段であり、とにもかくにも、書かれている内容を理解把握するというこが求められてきました。意味を知ることが目的になってしまうのも当然なことなのです。
シュリーマンの方法と日本の教育シーンでの方法とは全く違います。シュリーマンは外国語の学習段階で、一通り意味を理解するというプロセスにはほとんど時間を使わなかった。むしろ使わないようにしました。だからこそ、すでに内容のわかっている本をテキストに選ぶのです。
シュリーマンが集中して時間を使ったものは意味がわかった本を何度も朗読して暗記してしまうというプロセスなのです。
もし、これを今の日本の学校教育シーンに持ち込んだらどうなるでしょうか。おそらく実行不可能でしょう。なぜなら、まず教師は、新たなレッスンに入るたびに、予め生徒に日本語訳を渡さねばなりません。
そして暗唱に充分な時間を与える必要があります。予習中心型の授業ではなく、徹底的に復習中心型の授業になってしまうからです。

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